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汎用アクセサリー

Bay1レンズフード

Bay1バヨネットレンズフード

Bay1(ベイ1・B30)規格のレンズフードは、カメラメーカー純正以外にも多くの種類があります。
国産二眼レフのバヨネットは大半がこのBay1準拠です。ローライフレックスなどは、似たようなバヨネットでもBay2・Bay3規格などサイズが異なるものもあるので注意。

ワルツにはワゴー・ワルツフレックスの二眼レフがありますが、用品メーカーとしても多くのアクセサリー類を販売しており、最も見つけやすいものかと思います。
ツバサもツバサフレックスなどの二眼レフを販売していた木川光学のもの。ツバサブランドでは被せ式のフードのほうがよく見掛けます(木川光学の二眼レフ本体は、見かける機会は非常に少ない)。
ケンコーは、今現在も用品メーカーとして有名。1990年頃までこのフードを販売していたようです。

取り付けは「ほぼ」同一の規格なので、複数台所有でも流用が可能です。
ごく稀に相性の問題が出ると聞いたこともありますが、管理人所有機の中では特に問題はありません。ただし、これは外バヨネットに限っての話です。内バヨネットはメーカー差が大きいので、アクセサリーの取り付けは要現物装着確認です。
また、外観が綺麗でも固定用の板バネがダメになっていることもあるので、取り付け時にしっかりロックされるか確認したほうが良いと思います。

今回掲載分の他に、国外メーカーも各種ありBay1の内爪に取り付けるタイプもあります。

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プロクサー(クローズアップレンズ)各種

ローライナーローライナー(装着時)

プロクサーとは接写用クローズアップレンズの総称で、メーカーにより呼び名は様々。二眼レフで接写をするには必須のアクセサリー。取り付け部分の形状が合えば、純正でなくとも流用は可能です。

写真上のものは、ローライ製ローライナー。取り付けはバヨネット。リングの「R1」表記がBay1の対応で、「R3」ならローライフレックス2.8Fなどに装着可能なBay3という意味。
「Rolleinar」の後の数字が撮影距離を表し、「1」がおよそ45~100cm、「2」が30~50cm、「3」が25~30cmの撮影距離に対応します。「3」が一番寄れますが、撮影の自由度という面で使い勝手は低いのでご注意を。

下の写真左はワルツ製で、汎用の28.5mm被せ式。バヨネット採用前のローライや、初代ミノルタフレックスなど戦前のモデルや普及機に多いサイズ。下の写真右側は、フレクサレット6・7・スタンダードに対応するもので専用バヨネット式。これら以外にも、各メーカーから専用品・汎用品が多く発売されていました。

使用方法はほぼ共通で、2枚組の厚みのある方がビューレンズ側(上側)。視差補正の為に、赤点表示を上にして装着します(写真右上)。パラジャスターなどを使用する場合は、レンズ側の補正が仇ともなるので、テイクレンズ用を一度ビューレンズに取り付けてピント合わせをし、テイクレンズに付け替えてパラジャスターを上げるという方法で撮影すると、より厳密になると思います。

プロクサー各種

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ヤシカ コンバージョンレンズ

ヤシカ ワイドコンバージョンレンズヤシカ ワイドコンバージョンレンズ

レンズ交換できないものがほとんどの二眼レフですが、もう少し広角・望遠で撮影したいとの要望に応えるために販売されたのがフロントコンバージョンレンズ。

掲載のものはヤシカ製ワイドコンバージョンレンズで、取り付けはBay1の内バヨネット。小型のものがファインダー用レンズで、大型の方を撮影レンズに取り付けて使用します。
ヤシカ以外にも、サンやスピラトーンといった用品メーカーからも同様なものが販売されていました。
本家ローライにもムターという広角・望遠のコンバージョンレンズがあり、こちらは上下レンズが繋がっている仕様で価格も相当なもの。

二眼レフ用コンバージョンレンズは、国内で見かける機会は少ないですが、海外オークションではさほど苦も無く見つかります。入手の際は、ファインダーがセットになっているかを必ず確認すること。
また、35mmのヤシカエレクトロ用にもフロントコンバージョンレンズが発売されており、ケース類などの外観はそっくりですので、現物を見ない購入では気をつけた方が良いでしょう。

この種の内バヨネットを使うアクセサリーは、機種によってレンズ押さえリングの干渉があったりで取り付けできない場合があります。
ヤシカのコンバージョンレンズも、確認した中では後記機種に取り付けできません。ファインダーレンズが非常にキツイ機種などもあったので、出来れば現物装着確認で購入するほうが良いかと。
装着不可機種:エルモフレックス5カロフレックスK2ローライコード4など

フロントコンバージョンなので、基本的に露出補正は不要かと思いますがいまだ未確認。
画角に関しては、ローライのものは広角用がx0.7・望遠用x1.5相当。掲載のものは未チェックですが、ほぼ同等ではないかと思います。